(前回の続き)
学園祭ライブは見事優勝し、体育祭の打上げライブも成功。
これにて高校生活の行事は全て終了だ。
さ−て今日から何をしようか?
机の上には就職カタログと大学案内、そして専門学校のパンフレットが積み上げられている。
しかし何も見てもビビッとこない。
それもそうだ。やりたい事なんて何もないのだから。
学園祭ライブで優勝したらプロを目指すかもと言ったバンドも、彼女に関するリーダーとの下らないケンカで全て白紙に。
明日は3者面談だ。
進路を決める締切なのに俺はまだ決まってないよ。
みんなはどうやって決めたんだろう?いっそ誰か決めてくれないかな。
もしくはあと1週間考えさせて欲しい。
しかし時間は待ってくれず三者面談が始まった。
俺はE子と一緒の大学に行きたいというだけの理由でとりあえず受験をする事にした(なんて適当な、、、)
別々の進路だと寂しいからね。
そんな軽い気持ちで母と一緒に担任の待つ教室へ入る。しかし
「先生、俺大学行くよ」
そう切り出した俺に担任は学校模試の結果を見ながらこう言った
「今の成績で入れる大学はないに等しいです。ギリギリ入れても女子短大だけです」
、、、、、
落ち込む俺の横で母は
「この子は男の子なので女子短大には入れないのですが」
と真面目に突っ込んだ。
ちなみにこの話は柿内家の笑い話として未だに語られている。
そっか、行ける大学ないんだ、、、
まあ他に何か探せばいっか。
先の見えない暗やみに突入するにも関わらず、どこかで未来の自分に期待するゆきち先生17才だった。
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